きょうは私の所属しているグリーンアドバイザー神奈川の特別講演会で、ガーデニング雑誌”BISES”の編集長である八木波奈子さんのとっても貴重なお話を聞くことができました。

”BISES”はガーデンが好きな人ならば一度はきっと目を通したことがあるだろう、大人のためのほんとうに美しい植物と庭の写真で構成されている素敵な雑誌です。
花

私も何冊か購入して持っていて、本棚に収まってますが、忘れられないくらいきれいな庭の写真があって、頭に焼き付いていました。
何年か前にその庭を訪れることができたときにはそれはもう夢のように感動でした。




今年で創刊から16年だそうで、創刊号からいままでのドラマチックな紆余曲折話と裏話あれこれ、
実に興味深く楽しく聞かせていただきました。

ひとつのことを何十年も自分の信念を持って貫き通してる方の言葉には確かな自信と重みがあって、それをさらりと自然に柔らかにお話される八木編集長さんのお人柄にみんなくぎづけでした。

どん底にあっても、がけっぷちに立たされていても、自分の中の大切なもの、見失わなければ道はおのずと開けてくるものなのか。。

1997年には”ガーデニング”という言葉で流行語大賞もいただいたそうで、今ではすっかりたくさんの人がそれぞれの庭でそれぞれのガーデニングを楽しんでますよね。

庭は長い年月をかけて、そこに暮らす人とともに成長してゆき、終わりのない、奥行きが深いもの。

昔、新聞に載っていた八木編集長さんのコラムがあんまりにも心にすっと入ってきたので、私は切り抜きをずっと大事にしまってあります。

その中の最後の言葉は

「花、緑、暮らしとたどってゆくと自然や環境への自分のスタンスも考えなければなりません。声高に環境運動をするのではなく、美しく、健やかで、安らいだライフススタイルを生きる時、私達はそこに答えを見つけられる気がします」

と結んであります。

庭と植物を育てるとき、人はきっと静かに変わってゆけるものなんですね。。

そして世界も変わるはず。