春、ぽかぽか日和の日曜日。

陣場山ふもとにある、ネイチャーワークスでおなじみの長野修平さんの里山工房にて、Be−Nature Schoolのプログラムのひとつ、"アースオーブン&七輪で鉢を焼く”という野外ワークショップに参加してきました。


木の板の上に並んでるまぁるい石や三角の石、平べったい石。。。
いろんな石のカタチをそのまま生かして粘土で型をとって、ちいさな鉢や豆皿をつくります。
石
そうしてつくった作品たちはお日様に十分あてて乾かして。。。
その間におべんとう広げてなごやかなお昼ごはんタイム。

長野さんとこの野外の炉で大きな鉄鍋に作っていただいたトン汁やおかずも一緒にいただきながら。

だんだん乾いてきた作品たちはまず、炉の中の灰に外側周辺から置いていって、だんだん真ん中の火元のほうに近づけていくのだそう。
炉
決してあせらず、の〜んびりと見守りながら。。

待つ時間は山の湧き水コーヒー飲んだり、おやつ食べたり、本をめくってみたり。。
なんだかまったり、贅沢な時間だ。

普段は、あれもしなきゃ、これもやっときたい。。なんて、つい忙しくいろいろ詰め込んで過ごしてしまう今日この頃だけに
たまにはこんなにのんびり待つ時間を楽しむのもいい。

炉の中で少し熱くなった鉢たちは第2段階、七輪の網の上で、今度も外側からだんだん真ん中へ。。そしてようやく七輪の炭が燃えてる中へ投入!
七輪
ここからはふいごやドライヤーで空気口から風を送って、一気に温度をあげつつ
焼いてゆく。

1000度くらいになるらしい。

焼いた鉢を缶の中のもみがらに入れるとジュッともみがらが焼けて鉢はいわゆる"炭化焼”に。
七輪2

これがまたいいかんじの渋さで、
ブルーム香房ギャラリーでも陶芸作家さんの炭火焼きの作品、いくつか扱ってますが、私はつるつるしたものより、ざらざらした感じの素朴で渋いものがわりと好み。

七輪と身近な材料で、こんなシンプル、原始的なやりかたの陶芸を楽しめるなんて、
新たな発見でした!

鉢もたまには自分でつくるとオリジナルでいいし、七輪陶芸、ちょっとハマってしまいそうです。
なにより、ゆったりした”待つ時間”"見守る時間”をつくれるってことが贅沢この上ないことのように思われます。

なかなかそうそうしょっちゅうは現実、出来そうにもありませんが。。。

ほんとになごやかな楽しい一日でした。